ウード集合住宅

「点子ちゃんとアントン」と名付けたこの集合住宅では大きさと形の異なる二つのタイプの住宅を設計しました。 「点子ちゃん」は正方形の平面を持つ三階建ての尖った住宅で、「アントン」は長方形の平面にバタフライのような屋根がのった二階建ての住宅です。

計画地はオーストリアの小さな田舎町で、古い住宅や農家はどれも切り妻屋根を持ち、平らな屋根が見当たらない地域です。この二つの異なる形状を持った建物を組み合わせて配置することによって魅力のある村のような住宅地を提案しました。グリッドなどのない自然な町の構造にとけ込むように、6つの住宅は敷地の中で少しずつ角度を傾けて様々な間隔を作るよう配置し、中央に子供の遊べる広場を計画しました。

Status
招待設計コンペ案  2009年

Programme
50 apartments, 100 car parks

Area
4.000m²

Location
Oed, Lower Austria

Client
NÖ gemeinnützige Bau- und Siedlungsgenossenschaft für Arbeiter und Angestellte

Consortium
SHIBUKAWA EDER ARCHITECTS ZT GmbH
Architekt Dipl.-Ing. Bernhard Jan Schmidt

S.E.A. Team
Katrin Hinkel, Chitose Nakagawa, Hansjörg Reumann

Photo
S.E.A.