S.E.A.
SHIBUKAWA EDER ARCHITECTS

乳製品会社の倉庫、工場、オフィスとショップが一体となったロジスティックセンター。高層コンピューター自動制御倉庫という高さ20メートル長さ80メートルの大きなボリュームを持つ窓のない閉じたボックスを景観保護に敏感なザルツブルグ市街にどう配置しデザインするか、またトラック、製品、人の流れをいかにスムーズに敷地内で移動させるかがデザインの重点となった計画。

そこで倉庫を製品に必要な室温と数量によって乳製品用とパッケージ用に分け、高さ12mのパッケージ用倉庫を道路側に配置することで低いファサードを作り、高さ20mの乳製品用倉庫ボリュームが道路に圧迫感を与えないよう考慮しました。

長大な建物の先端部分にはオフィス、ショップと共に前面広場を設けて、長さ140mの湾曲したファサードが建物を一体化すると同時に道路に沿った新たな都市環境を作り出すようデザインしました。