マスタープランカグラン (2017 - 2021年竣工予定 ウィーン 選定コンペ 一等入賞 F+P Architekten ZT GmbHと共同設計)

ウィーン市北部の住宅街のマスタープラン。1100件の住宅と幼稚園、オフィス、店舗、各種共有施設、そして大規模な公園を含む計画。周辺地区に70年代から見られる典型的な郊外型の団地配置とは正反対の集合住宅地をここでは提案している。住宅密度が高く、一階に様々な施設や共有スペースを配置した都市的な住宅地と、それとは対照的に自然の広がる大きな緑地とを二つに明確に分けた。カグランという街には昔から南北に細長い土地区画があり、今でも周辺地区で道や緑地が細長くつながっている。このコンテクストをこの場所のアイデンティティとして重視し、まず道や公園や建物をすべて南北方向に沿って配置した。南北に通り抜けできる道沿いには2層、4層、8層などの様々な高さの建物が並び、道幅をあえて狭く作ることで、人々が出合い、コミュニケーションの生まれる居心地の良いスケール感を作っている。中心には11階建ての高層型タワーとその周りに広場を設け、街区の中心地を作った。